水俣について知りたい

 

水俣の位置

水俣市は、熊本県の南端、鹿児島県の県境に位置し、北から北東にかけて葦北郡津奈木町、芦北町、球磨郡球磨村、南から南東にかけては鹿児島県出水市、伊佐市に接しており、西は八代海(不知火海)に面しています。

面積は162.87平方キロメートルで、東西に約22キロメートル、南北に約14キロメートルとなっています。

水俣市は不知火海を望むリアス式海岸の美しい湯の児海岸や、深緑に囲まれた湯出七滝、歴史情緒溢れる温泉街、環境をテーマとした最新施設など見どころいっぱいです。また、日本の地中海とも呼ばれる温暖な日差しからのデコポンをはじめとした山海の恵みや、水俣独自のスウィーツなどグルメも目白押しです。 観て、食べて、泊まって、温泉で癒される。水俣にはすべてがそろっています。

海の湯の児温泉と山の湯の鶴温泉、と2つの温泉を有しています。また、徳富蘇峰・蘆花兄弟、淵上毛錢 といった文化人を輩出しています。

大正元年に水俣町、昭和24年に水俣市となりました。

昭和31年に水俣病が公式確認され世界的に知られることになりました。水俣病は、工場排水中のメチル水銀に汚染された魚や貝などをたくさん食べることによっておこったメチル水銀中毒です。

水俣湾に堆積した水銀ヘドロを熊本県が14年の歳月をかけて、一部しゅんせつ一部埋立工事をおこないました。その埋立地が現在のエコパークです。エコパークには「環境と健康」をテーマに竹林園、観光物産館「まつぼっくり」、花の里、ソフトボール場、親水護岸などが整備されました。

現在水俣市は水俣病を教訓に環境保全に取り組んでおり、資源循環型社会の構築を目指しています。